社会福祉士の勉強法②参考書の種類
社会福祉士の試験に合格する為には内容を正確に覚える必要があります。
しかし、忙しい中であの膨大な出題範囲に対応する事は困難です。
まして、あの分厚い参考書を繰り返し解いて覚えるなんて大変です。種類も多い。
そこで、今回はどの参考書から始めたら良いかを書いていきます。
勉強により最終的に目指す事は、制限時間内に
初見の問題から正解を導き出す勘を磨く事です。
最優先)過去問題集
①過去問題集(3年分)を1回読む。
まず、どんな問題がどの様に出題されているか知る必要があります。
実際に出題された問題を解く事が何よりも効果的です。
浅い知識で十分な問題、深い知識が求められる問題、問題文の癖だけで分かる問題…
こんなの誰が分かるの?!という問題もあります。3年分も読めば気付くでしょう。
闇雲に勉強しても無駄な程出題範囲が広い
という事に。知識を覚えてから問題を解くという勉強法、つまり、
テキストから入る勉強法は避けた方が無難です。
②過去問題集(3年分)を3回解く
解説を含めて1回読んだ後、取り敢えず3回解きましょう。答えだけ覚えていても、
少しは傾向(間違い文の傾向、これは覚えなくて良い知識、似た様な出題など)が
見えてきます。問題を解く感覚に慣れたら、次の種類に取り掛かりましょう。
もう本当に時間がない場合は遡れるだけ遡って過去問を解きましょう。
優先)一問一答集(3回)&テキスト
①次に一問一答集を解きます。一問一答集は出題傾向を分析し、
頻出問題や次に出題されそうな問題を一問ずつまとめた
参考書です。問題数を多く解く上で効率的です。隙間時間でも勉強し易いです。
②併せて、テキストを用意します。テキストは辞書替わりです。
テキストには情報量の多い少ないがあります。簡潔に分かりやすくまとめているもの、
出題されないのではと思う様な内容まで網羅している情報量が多いもの、です。
取り敢えず買うと上手く活用できなくて、金と時間の無駄遣いになります。
過去問や一問一答で知識を深めるべき用語に検討がついてから、
必要な情報量でまとめられたテキストを購入します。
勉強が進んだら、テキストの読み込みをして理解を深めても良いかと思います。
余裕あれば)模擬問題集・予想問題集(2回)
初見の問題から正解を導き出す力が身に付いたかの
確認は、模擬問題集、予想問題集で実際に初見の問題を解くしかありません。
難易度が少し高いので、解いて正答率が低いとやる気が削がれます。その割に
実際の試験で似た様な問題が出題される保証はない為、優先する必要は無いです。
余裕があれば解いてみよう、位で十分かと思われます。
その他)
頻出事項をまとめたテキストは時間に余裕がない限り不要と考えます。
情報量が浅く、試験の足しにはならないからです。
人物のみまとめたテキストは出来れば取り組んでおきたい1冊です。
人物や提唱した内容は、覚えれば確実に得点できる出題範囲だからです。
過去問や一問一答は3回以上、時間の許す限り何回も解いた方が良いです。
社会福祉士の勉強法①まず何をするか
2021年3月に、1回で社会福祉士に合格しました。
2年間の通信教育で提出したレポートを1度も落とす事はなく、
仕事をしながら勉強をして合格に至りました。とても大変でした。
これから社会福祉士の資格取得を目指す方に向け、
どの様な勉強をしたか、何に苦労したか、試験間近の用意等の情報を
細々と発信していきます。私の頑張りが誰かの役に立てばと思うのですが
・・・身近に必要としている人がいないので(- _ -;)
まず何をするか、ですが。自分に合った参考書を探します!
参考書にはテキスト(全分野を網羅、人物や頻出項目に絞った物など)、
一問一答、模擬問題集、予想問題集などの種類があります。
それらを、中央法規出版やTAC、ユーキャン等、複数の出版社が出しています。
出版社によって共通・専門を1冊にまとめていたり、別々にしていたりします。
種類が多いので、合う・合わないがあります。選ぶには時間がかかります。しかし、
厳選を疎かにすると時間・お金を浪費してしまいます!
膨大な出題範囲を覚えるので、自分に合った参考書を繰り返し解く必要があります。
では、自分に合う・合わないはどうやって判断するのか、
私なりの見解を以下にまとめます。
1)勉強時間をどれ位確保できるか
仕事、家事育児、学生・・・個人により確保できる勉強時間には差が大きいです。
時間を確保しても、勉強の好き嫌いや粘り強い飽きっぽい等の性格、好みにより、
実際に勉強に取り組む時間には差があります。
あまり勉強時間を確保出来ないのに何冊もの参考書に取り組もうとしたり、
勉強嫌いなのに分厚くて文字が一杯の参考書に取り組もうとしたりしても
思う様に勉強が進みません。ただ、やる気が落ちてしまうだけです。
参考書にも優先順位があります。時間と自分の好みを考えましょう。
2)自分なりの勉強法は
参考書に直接書き込む、ノートにまとめる、付箋を家中に貼る、音声データを使う、
ひたすら問題を解く、ひたすら参考書を読み込む等の勉強法があります。迷います。
ただ、周りが進める勉強法を鵜吞みにして、覚えられなければただの時間の浪費です。
自分が覚えやすい(≒馴染みある)勉強法を考えましょう。
3)好みの構成は
同じ種類の参考書でも、出版社によって構成が全く違います。
全ページに文字が一杯ある参考書。カラーで図解が豊富な参考書。分厚い。薄い。
試験日まで継続して読んだり解いたりする参考書です。無理な勉強は続きません。
また、情報量の多い少ない、周りやネットがお勧めしている、なんて関係ありません。
パッと見て、取り組めそうな参考書を探しましょう。
因みに、私の場合、
1)仕事をしながらだが勉強好きの為、確保できる時間はほぼ全て勉強に取り組む
2)問題を解き、間違いをノートと付箋にまとめボイスレコーダーで音声データにする
3)テキストはカラーで図解が豊富、過去問と模擬問は文字が一杯と選び分ける
様にしました。
次は参考書の種類について更新予定です。